たぶん全然コントロール出来ずに色々ダダ漏れのタイプの人間なんだろうと思う。
さて、もう20年演劇をやってきた。
初めての役は王宮の兵士だ。
初舞台が緊張したかどうかなんて、もう覚えてない。
死ぬほどダンスと殺陣(ウチの部活では「ランブル」って呼んでた、うわー懐かしい)と、一言くらいしかない台詞を昼夜ずっと練習してた。
声は枯れなかった。
勉強もちゃんとしてたけど、部活の練習も両立してた。
中学生のスペックどうなっとるん。
あんな過酷で怒られまくって脇役で、
なんで演劇を続けていこうと思えたのか、
もうなんだかよく分からない。
しかし、あの過酷さがすごく自分を生かしてくれたような気はする。
止まったら死ぬ、演じなきゃ、考えなきゃ、上手にならなきゃ!!
追い詰められていたが、追い詰められてるからこその生命力はあった気がする。
あの時のガッツは、今でも失っていない。
減ったら演劇やめる。
主役に任命されたけど結局降ろされた中学3年生。
不甲斐なかった、恥ずかしかった。
大人になってから主役やら中心人物をやらせてもらうことも増えた。
とりわけ自分の劇団で。
なぜなのか、本当によくわからない。
単に面白がられていただけとも思う。
しかし、それでもまぁよかっただろう。
20年もやったって依然として掴めない「演劇」。
わかってるフリだけはもうしたくない。
自分の身体と感覚が拡張していく感じ、空間にアジャストしていく感じ、
難しいけど、
これがわたしがやりたいことだと今は思っている。
もしかしたらコメディじゃなくていいのかもしれない。
演劇ですらなくていいのかもしれない。
でも今はここでもうちょっとやりたい気持ち。
今いる場所なんてあってないようなもの、あぐらはかけない。
危機感と疑念がここに立たせてくれる。
今年はどんな年になるのか。
4月も終わるのにまだ分からない。
とりあえず夏が忙しいことしか今はもうわからない。
引き続き、見守ってくれましたら幸いです。
かしこ。